LESSON 3 バックハンドストロークの基本フォーム
「バックハンドストローク は簡単でやさしい」
初心者のみならず上級者の中にもバックハンドストロークに手こずり全体的な技術の向上に伸び悩んでいるプレーヤーも多いようです。
バックハンドストロークは、フォアハンドストロークよりコントロールがつけやすく、打球の時のテイクバックがまとまりやすいため、安定性なら、はるかにいいのです。つまり、テイクバックの時、フォアハンドの方がバックハンドより自由な型で引けるので、打ちやすいようにみえるが、 逆にいえば自由がきくから力が入りプレーが安定しないのです。
「バックハンドはいやだ」 という先入観をもたず、練習や試合でも積極的に、バックハンドを使う姿勢を保ってほしいものです。あなたの得意な(?)フォアハンドをより強力なものにする為にも、良いバックハンドがあってこそなのです。
グリップ 身体の位置 打点 を変えるぐらいでフォアハンドストロークと同じです。身体が覚えるまで辛抱強く繰り返し練習してください。
=== 逃げるな、避けるな バック ===
(1) グリップ(握り) イースタン、バックハンドグリップ
(2) テイクバック
バックハンドは特にテイクバックを早目にする。 構えている時の左手(右利きの人)でラケットを引き、肩と腰を大きく回して右肩ごしにボールを見る。波を打たないようにホリゾンタル(平行)に引き前腕とラケットのつくる角度は90°ぐらいが理想。
(3) インパクト&フォロースルー
左横向きで身体の外側(右足の前)でインパクトする。ここがフォアハンドと違う点です。ラケットの先端がラケットを握った手首の高さより下がらないようにする。 手首を固定し、できるだけ平らにボールを打った方向に自然に押しだすように振り切る。 フィニッシュはフォアハンドより高目にすること。 余談になるが、バックハンドに関しては誰しもまずオーストラリアのケン・ローズウォールが頭に浮かぶほど世界一のバックハンドの名手でした。